おもちゃ・絵本棚の修理について♪
当館では、毎日お子さまたちにおもちゃや絵本をお届けしています。受付フロント前にある「おもちゃ・絵本収納棚」にはちょっとした歴史がありますので本日はそのお話を・・・。
おもちゃ・絵本棚をご用意しています。
当館では、おもちゃ棚用に「桐タンス」を使用しています。
そもそも “桐タンス”とは、日本では江戸時代のころから広く使われてきた伝統的な家具で、着物を大切に保管するためのものです。桐は湿度を調整する性質を持ち、着物をカビや虫から守ってくれる優れた素材。また、火事の多かった江戸の町では、軽くて運びやすいことも重宝され、やがて桐タンスは嫁入り道具として欠かせない存在になっていったようです。日本の暮らしとともに長く受け継がれてきた家具なんですね。そんな桐タンスが、なぜ当館にあるのか。
実はこの桐タンス、当館ができるよりも前――この場所が寿司屋だった時代から、ずっとここにあるものです。当館の中で、いちばんの長老・古参と言える存在なのです。
この場所が寿司屋だったころは、桐たんすも寿司屋の二階でおかみさんが毎日着る着物を収納し、整えるために使われていました。着物を大切にしまい、次の日の支度を整える。そんな日々を、きっと長い間見守ってきた桐タンス。
そして時は流れて現在令和。
今では役目を変え、お子さまたちのためのおもちゃや絵本を収納する棚としてかかせない存在になっています。
ただ長い年月を過ごしてきた桐タンスは、最近少々くたびれたご様子・・・。
そこでこの度、思い切って修理の旅に出すことにしました!
リピーターのお客様の中には「あの味のある桐タンスはなくなっちゃったんですか?!」と気づいて声をかけてくださる方もいて、改めて当館の風景の一部になっていたのだなと感じています。
現在は代わりのラックにて、お子様へ変わらずお手入れをしたおもちゃ・絵本をお届けしておりますので、ご安心ください。
こちらのラックは現代の簡便な家具として収納力も高く、お子さまが手に取りやすく見やすいという良さもあります。便利で新しいものを採用するのも一案ですが、当館の“長老”箪笥に不思議と心惹かれるのは、長い時間をこの場所で過ごし、この場所の歴史をそっと見守ってきた存在だからかもしれません。
いまは職人さんの手で、きれいにお色直しの最中。そしてまた、この場所へ・・・4月には当館へ帰ってくる予定です。
これからこちらのHPや当館公式インスタグラム等で、桐だんすの修繕の様子を、職人さんのお仕事とともに少しずつご紹介していけたらと思っています。
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※以下、職人さんの写真・コメントを一部ご紹介します。
工房に納品された様子。扉を全部外した状態になり、金具のつけなおしなどをするようです。
引き出しの取っ手ひとつにも、現代家具との違いがあるようで。。
「引出しの取っ手金具も2本の爪を差して裏で折り曲げて差し込むことで取り付けてあります。 割足とは、取っ手(引き手)金具の裏に付いている2本に割れた脚(足) のこと。
桐箪笥は柔らかいので表からビスで止めると、重たいものを中に入れて引き出そうとすると桐が割れてビスが引っこ抜ける場合があります。
割足なら面で押さえる固定になるから、表からビスで止めるよりも理に適っています。
ですが、現在の桐箪笥では割足よりもネジを差し込んで裏でナットで固定する方が主流かと思います。
割足金具を見ると古いものだとわかります。」
ここでまた職人さん、発見。
「現在の主流はプラスネジが主流なので、こういうマイナスネジが使用されているのも時代を感じます。」
金具を外したら全体を洗います。
桐箪笥の仕上げは天然の土(砥の粉)をヤシャの実を煮出した液とを配合したもので塗られています。それをいったんキレイに落とします。
寒い雪の降る頃から作業していただき、職人さんに感謝です。
「洗ったら、箪笥の間に空気の通りをよくするように角材を挟んで重ねます。桐は柔らかいので乾燥も早いです。」
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こうして今、職人さんが作業中です・・・
どんな風に生まれ変わるのか、楽しみです♪
そもそも “桐タンス”とは、日本では江戸時代のころから広く使われてきた伝統的な家具で、着物を大切に保管するためのものです。桐は湿度を調整する性質を持ち、着物をカビや虫から守ってくれる優れた素材。また、火事の多かった江戸の町では、軽くて運びやすいことも重宝され、やがて桐タンスは嫁入り道具として欠かせない存在になっていったようです。日本の暮らしとともに長く受け継がれてきた家具なんですね。そんな桐タンスが、なぜ当館にあるのか。
実はこの桐タンス、当館ができるよりも前――この場所が寿司屋だった時代から、ずっとここにあるものです。当館の中で、いちばんの長老・古参と言える存在なのです。
欅庵よりずっと前は、この場所は寿司屋でした。
現在の欅庵と同じ場所。昭和の頃。
この場所が寿司屋だったころは、桐たんすも寿司屋の二階でおかみさんが毎日着る着物を収納し、整えるために使われていました。着物を大切にしまい、次の日の支度を整える。そんな日々を、きっと長い間見守ってきた桐タンス。
そして時は流れて現在令和。
今では役目を変え、お子さまたちのためのおもちゃや絵本を収納する棚としてかかせない存在になっています。
ただ長い年月を過ごしてきた桐タンスは、最近少々くたびれたご様子・・・。
そこでこの度、思い切って修理の旅に出すことにしました!
リピーターのお客様の中には「あの味のある桐タンスはなくなっちゃったんですか?!」と気づいて声をかけてくださる方もいて、改めて当館の風景の一部になっていたのだなと感じています。
現在は代わりのラックにて、お子様へ変わらずお手入れをしたおもちゃ・絵本をお届けしておりますので、ご安心ください。
こちらのラックは現代の簡便な家具として収納力も高く、お子さまが手に取りやすく見やすいという良さもあります。便利で新しいものを採用するのも一案ですが、当館の“長老”箪笥に不思議と心惹かれるのは、長い時間をこの場所で過ごし、この場所の歴史をそっと見守ってきた存在だからかもしれません。
いまは職人さんの手で、きれいにお色直しの最中。そしてまた、この場所へ・・・4月には当館へ帰ってくる予定です。
これからこちらのHPや当館公式インスタグラム等で、桐だんすの修繕の様子を、職人さんのお仕事とともに少しずつご紹介していけたらと思っています。
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※以下、職人さんの写真・コメントを一部ご紹介します。
工房に納品された様子。扉を全部外した状態になり、金具のつけなおしなどをするようです。
引き出しの取っ手ひとつにも、現代家具との違いがあるようで。。
「引出しの取っ手金具も2本の爪を差して裏で折り曲げて差し込むことで取り付けてあります。 割足とは、取っ手(引き手)金具の裏に付いている2本に割れた脚(足) のこと。
桐箪笥は柔らかいので表からビスで止めると、重たいものを中に入れて引き出そうとすると桐が割れてビスが引っこ抜ける場合があります。
割足なら面で押さえる固定になるから、表からビスで止めるよりも理に適っています。
ですが、現在の桐箪笥では割足よりもネジを差し込んで裏でナットで固定する方が主流かと思います。
割足金具を見ると古いものだとわかります。」
ここでまた職人さん、発見。
「現在の主流はプラスネジが主流なので、こういうマイナスネジが使用されているのも時代を感じます。」
金具を外したら全体を洗います。
桐箪笥の仕上げは天然の土(砥の粉)をヤシャの実を煮出した液とを配合したもので塗られています。それをいったんキレイに落とします。
寒い雪の降る頃から作業していただき、職人さんに感謝です。
「洗ったら、箪笥の間に空気の通りをよくするように角材を挟んで重ねます。桐は柔らかいので乾燥も早いです。」
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こうして今、職人さんが作業中です・・・
どんな風に生まれ変わるのか、楽しみです♪